完全週休2日制の起源は

画像


 主に土日を休みとする「完全週休2日制」が、本格的に導入されたのは第一次世界大戦後です。空前の好景気を迎えていた1920年代の米国で、急成長していた大手自動車メーカーの「フォード」が生産性の向上や余暇の消費活動を狙って実施したものです。

 キリスト教の国では、古くから日曜日を安息日とする習慣が根付いていました。しかし、近代以降、工場などの労働環境が悪化すると、労働者側は時短や休日増を求めてきました。

 一方、日本では戦後の一時期まで、土曜は午後のみ休むいわゆる「半ドン」が定着していました。1960年(昭和35年)に、松下電器産業(現在のパナソニック)の創業者、松下幸之助氏が休日を週2日にする方針を打ち出すと、労働組合は「平日の労働強化につながる」として反対したそうです。国家公務員が完全週休2日制へ移行したのは平成4年でした。

 最近は、人手不足に悩む運送業など週休3日制を採用する企業も出て来ています。厚生労働省の調査では、完全週休2日制の企業は5割に留まっているそうです。  

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック