ブックカバーは江戸時代に始まっていた
書店で本を買うと付けてくれる「ブックカバー」は、多彩なデザインで店の個性もあるようですが、カバーを付ける習慣は他国にはあまり見られないそうです。その起源は、江戸時代後期にまで遡り、絵草紙などを売る際に、屋号や店で取り扱う商品名を記した紙でくるんでいたとのことです。店にとっては、会計の済んだ目印にもなり、持ち歩いてもらえば宣伝効果も期待できます。
書物研究家の田中さんによると「洋装本が多くなった明治20年以降に、多くの書店で作られるようになった」と話します。ただ、こうした包装がいつ、付けたまま読める形になったかは定かではありません。戦後、文庫本などの同サイズの本が増えると、ブックカバーは一般的になり、種類も豊富になりました。
読売新聞社が2018年に実施した世論調査(複数回答)では、ブックカバーを使う理由に「本をきれいに保ちたいから」が47% 「読んでいる本を知られたくないから」が34%などとなっていたそうです。
"ブックカバーは江戸時代に始まっていた" へのコメントを書く