名誉か友好の証しか自己顕示欲か
勲功の証しを飾る勲章は、1348年に創設された英国のガーター勲章が記録に残る最古のものです。
ガーター勲章
その源流は、十字軍の遠征があった12世紀頃、キリスト教徒の騎士団の騎士が着けていた十字の標章でした。現在は、ナイトの位を授けられた者が身につけています。
日本では、幕末の1867年、パリ万博で薩摩藩がフランスのナポレオン3世らに進呈したのが最初でした。赤い星の中央に島津家の紋所である「丸に十字」を置き、「薩摩琉球国」という文字を配したもので、フランスのレジオン・ドヌール勲章を手本にパリで作らせました。薩摩藩の狙いは、自らが幕府とは別の「国家」であるとアピールすることだったようです。
関東学院大学の君塚教授によると、19世紀以降、勲章制度を導入する国が増え、近年はほとんどの国が採用しているそうです。他国の君主に贈って友好の証しとするなど、外交的な意味合いも持つようになったとも指摘しています。


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