江戸時代の「写し絵」が源流だった

日本独自に発展してきた文化として紙芝居があります。
絵の描かれた紙を次々に差し替えながら、名調子の解説で演じる今のスタイルとなったのは、昭和5年(1930年)に東京の街で始まったとされています。


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 その源流は江戸時代に絵を描いたガラス板に光を当てて壁などに大映しした「写し絵」(幻燈)だそうで、オランダから伝わり、寄席の人気演目となったといわれます。明治時代になり、紙芝居屋が見物料として水アメなどを売るようになり、そのスタイルが確立した昭和初期には「黄金バット」シリーズが人気を集めて最盛期を迎えました。この頃は、業者が紙芝居の作者に作品を作らせ、失業者を紙芝居屋にさせて派遣するビジネスが流行り、全国に3万人以上の紙芝居屋がいた時期もあったそうです。漫画家の水木しげるさんも作者の一人でした。



 人気は終戦直後まで続きましたが、テレビの普及に伴い街頭からは急速に姿を消しました。しかし、幼稚園などの教材としてわずかに命脈を保ちました。名古屋柳城短大の鬢櫛(びんぐし)久美子教授によると、最近は高齢者の施設で盛んに演じられていて、街頭紙芝居を楽しんだ世代に好評との声もあるそうです。

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