日本独自の大切な手帳とは

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 母子手帳は、1948年から作られ、妊娠や出産、子どもの1冊に記録する手帳で、日本独自の画期的な取り組みです。その原型になったのは、戦時中に発行された「妊産婦手帳」だそうです。母子の健康状態を記すだけでなく、米や砂糖などの配給を特別に受けることが出来たのです。初期の手帳には、元気な赤ちゃんを産むための心得のほか、当時の国策として銃後の母子を守る必要から「赤チャンハオ國ノ寶」と記載されていたそうです。


 戦後、妊産婦手帳を参考に、母子の健康を一体的に管理する目的で作られたのが母子手帳なのです。妊婦健診の結果や子どもの身長、体重などを書き込む欄が設けられました。

 65年には母子保健法が制定され、名称も「母子健康手帳」に変更されました。
内容は何度も改訂され、2012年には赤ちゃんの健康状態を判断できるように便の色の見本が掲載されました。東大の神馬教授によると、「日本モデル」の手帳は近年、アジアやアフリカなどで普及して、30か国以上で採用されているそうです。

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