命を支える飲み水を持って
今やこの写真のようなボトルになった水筒、その起源はどのようなものなのだろう?
古来、人々は命を支える飲み水を携帯する道具を使って来ました。
「まほうびん記念館」の山口館長によると、今の水筒に当たる道具は、紀元前から世界中で使われていたそうです。地域の気候や風土によって素材が異なっていたのが特徴です。狩猟や牧畜が盛んだった乾燥地域では、動物の胃や膀胱などの内蔵や革が使われ、植物が多い温暖、湿潤な地域では、竹筒や瓢箪、椰子の実などが用いられました。特に、瓢箪は軽くて丈夫な上、加工しやすいので、割れやすい土器やさびたり重かったりする金属器より適していました。日本では、縄文時代初期には、瓢箪や竹筒を使っていたそうです。
以後、国内では明治時代まで、縄文時代とあまり変わらない構造の水筒が使われていました。金属製の水筒は、1897年に、兵隊や将校向けに多くの水筒を必要としていた陸軍が、欧米の技術を参考にアルミ製水筒の大量生産を始めたのがきっかけです。

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